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2022年5月11日

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「学習の習慣」をつくろう!

「学習の習慣」をつくろう!後編:とりくみかた①

ここまでは、学習の習慣づけの「こころがまえ」を書いてきましたが、続いては「とりくみかた」の具体的な例をご紹介します。

前回 こころがまえ① こころがまえ②

④頼もしい「リビング学習」

リビング学習は頼もしい!誰かの目線があると、人は大きく変わります。リビング学習というのは、つまり、食卓やキッチンやテレビやソファーのあるような「家族が一番自然に集まっている部屋」に勉強コーナーをつくってしまうということです。専用机を置いたり、辞書や図鑑、地球儀などを設置したりする人もいます。もしくは、コーナーのようにあからさまな空間がなくても、食後に食卓で勉強する雰囲気をつくっているというケースもあるようです。

実践例①

▶中学生の女の子をもつ保護者Cさんは、普段から食事中のマナーや言葉遣いなどのしつけをきちんとして育ててこられました。しかし、娘さんが足を広げてだらしない格好でリビング学習をしているのを見逃しているといいます。リビングで寝転がったり、行儀が悪かったりしても勉強が集中しているのを止めないでおくそうです。

「娘はそうやってストレスを発散しながら勉強しているのだと思います。普段しない行儀の悪い態度は、私に自分の勉強ストレスを表現しているのだと思うので、とがめません。」と話してくださいました。リビング学習の時だけはスルーするといった緩急をつけるのも大切なのでしょう。

実践例②

▶小学生高学年の男の子をもつ保護者Dさんは、息子さんがリビング学習をはじめると家計簿をつけるようにしているそうです。今はスマホの会計アプリなどレシートを撮影するだけでいい便利なものがあるのに、あえて、紙の家計簿をつけるそうです。

紙の家計簿に数字を書き並べ、暗算したり、筆算したり、電卓を使ってみたりしながら、一緒に食卓に座って時間をすごすそうです。実はDさんは、これまで毎日家計簿などつけていませんでした。手間なのでつけたくもなかったそうです。

しかし、息子さんがリビング学習をしやすくするためのテクニックとして紙の家計簿を採用したところ、「家族のために金銭管理をしている」ので隣に座ることが受け入れられ、「見張っている感」が消えて、「質問が来た時だけ答える」スタイルになれたそうです。ついでに、家計簿をつけることも親の方も慣れてきて、ちょっとした習慣となったそうで、家計の管理に一役買うようになりました。

次回 とりくみかた②

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