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2022年4月8日

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一分の一 気まぐれ通信

「大正ロマンを感じよう。」

大ヒットアニメ「鬼滅の刃」は大正時代をモデルにされているといいます。この大正時代の人々は、これまでの古い慣習から個人を開放していこうと新しい時代への理想に満ちあふれていたそうです。そして、古い「和」と新しい「洋」がまざった和洋折衷の文化がありました。

この和洋折衷の文化は、民家にも表れています。例えば、「となりのトトロ」の「おまえんち おっばけやーしきー」という有名なセリフを思い出してください。あれは、カンタ少年が、メイとサツキが住むことになった家に言ったことばですね。まっくろくろすけが出るくらい誰も住んでいなかったので、そんな風にカンタに呼ばれてしまったあの家は、大正時代ごろの「和洋折衷」の建物がモデルだと言われています。

そういえば、メイやサツキが眠っている寝床のシーンや、サツキが朝ごはんをつくる調理場は、和風な造りとなっています。しかし、大学講師の職業を持つお父さんが家で仕事をしているシーンでは、洋風なつくりの部屋でした。実は、あの「おばけやしき」は和洋折衷なつくりの素敵な建物だったのです。

このような大正時代あたりの民家の事情は、今の子どもたちには、信じられないかもしれません。

・ガラス障子はガタガタで軋んで開けにくいこと。

・トイレは勝手口からいったん外へ出るので寒いこと。

・家に井戸があり、水道がなかったこと。

・お風呂はない家もあり、銭湯や近所の家にもらい湯に行ったこと。

今に比べると、とっても不便で快適でない家ですが、どこかノスタルジーな魅力を感じさせるのでしょう。こういった築100年の大正時代などにできた古い住宅を利用して、カフェや店舗にすることも多いです。

お子さんが「鬼滅の刃」好きならば、こういった大正時代の建築物・民家を調べたり、見にいったりしてはいかがでしょうか。教科書を暗記するよりはるかにすばらしい歴史の学習になるかもしれません。

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