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2022年3月21日

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知らなきゃ損する?中学生の効果的な学習法⑥

⑥ 理解と記憶はセットで

成績が上がらない多くの生徒の特徴の1つは、授業を受けたり先生に質問したりした際に『分かった!』と喜んで、そのままにしていることです。

でもよく考えたら、今『分かった!』と喜んでいる問題は、つい先ほどまで自分1人では解けなかった問題なんです。サッカーでも野球でも、自分が出来ないプレーをコーチに教えてもらって、それだけで技を習得できるなんてことはありません。コーチから教えてもらったことを受けて、そこから繰り返し練習して、上達していく、これがスポーツです。

勉強も同じ。

先生に教えてもらったことは、その後、自分でトレーニングをしないと実力に繋がらないのです。ただ、トレーニングってしんどいし面倒くさい。ついつい後回し。ただ、成績の良い生徒は日常の学習の中で暗記などのトレーニングに時間を割いています。そしてテスト直前は自分の苦手な問題や難しい問題にチャレンジする。普段から基礎用語等の暗記が出来ているからこそ、テスト前の学習も効果的に行える。

一方、成績低迷者はテスト前になってやっと暗記等のトレーニングを始める。難しい問題にも挑戦するけど、基礎用語等が頭に入ってないから、チンプンカンプン。で、解答・解説を見て、何とかワークを埋める。そんな勉強法ではテストで得点を伸ばすことは困難です。

普段から『分かった!』という理解だけではなく、記憶についてもぜひ重要な要素だと捉えて勉強を進めて下さい。教科ごとの暗記のポイントを簡単にまとめます。

英語では何と言っても単語・熟語。

これに加えて、基本文を暗記しましょう。

例えば、This is a pen.であれば、瞬時に『これはペンです』と分かります。しかし、This is a watch which my father bought me. だと、ちょっと考え込んでしまいますよね。頭の中で『This is a watchだから、「これは時計です」だな・・・ whichって、えーっと関係代名詞・・・だから、えーっと後ろが前の単語を修飾するから・・・、えーっと~』 こんな感じになるんじゃないでしょうか。

頭の中で『えーっと』が繰り返されれる。この状態は覚えているとは言えません。英語が得意な生徒は、先ほどの文章を一瞬で『これは父が買ってくれた時計です』と瞬時に訳せる。なぜ、そんなことが出来るか。それは覚えているからです。

基本文が頭に入っているから、後は単語を入れ替えて様々な文に対応できる。基本文を覚えていない生徒はその場で『あ~でもない、こ~でもない』と考えるから解くのに時間もかかり、不正確。差がついて当たり前です。英語では単語・熟語に加え、基本文を繰り返し覚えます。

理科や社会では基本用語の暗記が重要です。

中学生であれば理科の化学記号や火成岩の種類、動植物の性質、人間の体、社会の用語。こういったものは覚えているかいないかの勝負。頭に入っていなければテスト中にどれだけ考えても正答は出来ません。

数学もトレーニングが重要です。

数学はまず公式を完璧に頭に入れます。

そのうえで基本問題を繰り返し解く。数学では用語の暗記はほとんどありませんが、計算等の解き方を頭に入れる必要があります。これは同じパターンの問題を繰り返し解くことでしか身に着けられない。

トレーニングは今日1日だけやって力がつくものではなく、繰り返すことが何より重要です。塾の生徒たちは講師と二人三脚で、苦しいトレーニングに立ち向かっています。またトレーニングをじっくり行う中で、その生徒ごとの勉強方法のクセみたいなものが浮かび上がってきます。授業では生徒のクセを修正し、より効率的に力がつくようにアドバイスします。これが、成績向上方程式の『適した方法』への修正です。自分の勉強のクセが分からない。。。そんな相談も随時受け付けています。

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